おちゅ〜しゃは、ユーザができるだけ手間・暇を掛けずに2ちゃんねるなどの掲示板へアクセスできることを目標に作られています。
このページでは、ユーザのお好みの板やスレへのアクセスの手間を省くために便利かもしれない機能を紹介します。
サイドバーに表示された板一覧は新規フォルダの追加や削除も含め、編集できます。
良く利用する板を「マイフォルダ」あたりにドラッグアンドドロップでコピーしておくと操作が楽になるかもしれません。
裏技的ですが「掲示板の追加」ダイアログで設定済の板のURLを指定してもコピーできます。
――とはいえ板をブックマークしておき、普段はブックマークからアクセスする方がきっと楽でしょう。
板一覧に現れる大部分の要素は「2ちゃんねるのメニューを解釈して自動的に用意されるもの」です。「板一覧の更新」などの結果、新しい板やカテゴリが追加されたりします。そのためユーザが邪魔だ・要らないと判断して板一覧から削除しても、次回の更新で復活したりします。邪魔だ・要らないと思う板はコンテキストメニューの「隠す」を選ぶことで非表示にして下さい。
タブのラベルなどに表示される板名として標準のものではない短縮名を指定しておくことができます。板一覧の板要素でのコンテキストメニューもしくは、該当板のスレ一覧を開いた状態でメニューバーの「ツール/板の情報」を選択すると表示される「板のプロパティ」の「短縮名」で指定してください。
任意のURLを全て掲示板のものであると仮定することにより2ちゃんねるブラウザチックに指定されたURLとは異なるリソースにアクセスするのはイクナイ挙動なので、おちゅ〜しゃでは登録された掲示板に該当するURL以外のリンクへのアクセスは全て一般のWebページであるものとしてウェブブラウザに丸投げします。
あなたがアクセスしたい掲示板が2ちゃんねる互換と言われている掲示板あるいはライブドアJBBS(旧したらばJBBS)のものであるならば、メニューバーの「板一覧/板の追加」を選択することで、おちゅ〜しゃに登録できます。
登録された掲示板は2ちゃんねるの板などと同様に板一覧やスレ内のリンク、ブックマークから開く時におちゅ〜しゃで表示されます。
スレ一覧の表示中、板用のツールバーに現れるコンボボックスにより、各板でスレ一覧の表示規則を変更できます。
規則を選択することで、スレ一覧を一定の規則に従ってソートさせたり、興味の無いスレをフィルタリングにより非表示にしたり――といったことが可能になります。
デフォルトの規則は選択肢の中で「(*)」が付いているものであり、メニューバーや設定ダイアログで変更できます。
規則はScheme手続きで実装・提供されており、ユーザによる拡張も可能です。
重要度は既読があるかどうか、その中でも未読レスがあるかどうか、新規スレかどうか、現存かどうかなどを加味して計算される値です。実際にはScheme手続きがどう定義されているかという問題に過ぎないのですが、作者的に便利そうな順序を考えた結果このように定義されています。
「スレ立て日時の新しい順」や「スレ立て日時の古い順」という表記の無いスレは、現存であれば掲示板のスレ一覧(subject.txt)に現れる順で、DAT落ちしたスレについてはスレタイの前後の「【〜】」などを取り除いた文字列比較の昇順にソートされます。(いずれこのあたりの振る舞いはScheme手続き任せになる予定です)
バージョン0.6以降のおちゅ〜しゃでは、以前の「お気に入り」とは異なり、板でもスレでも、関係のない外部リソースへのURLでも好きなように好きな数だけブックマークすることができます。
スレ表示欄のレス番号のコンテキストメニューを使うなどすれば、レス番指定でスレをブックマークすることもできます。
また、旧バージョンの「お気に入り」とは異なり、階層化フォルダがサポートされているので、一般のウェブブラウザのブックマークと同様に使えるでしょう。
旧バージョンの「お気に入りを用いた板横断更新チェック」は、ブックマークサイドバーのフォルダのコンテキストメニューで「フォルダをスレ一覧として開く」を選ぶと同じ機能が実行されます。この時、ブックマークフォルダを板っぽく扱うための擬似的な板要素としてフォルダと同名の「アクティブフォルダ」が板一覧に作られます。この「アクティブフォルダ」もまたブックマークすることができるので、更新チェックのためにコンテキストメニューを使用する必要があるのは一度だけです。
「フォルダをスレ一覧として開く」機能は、フォルダの階層を再帰的に辿り、「アクティブフォルダなどの擬似的な要素を除く」全ての要素を対象とします。
「ブックマーク」するのが大好きで、整理整頓したいユーザの場合、例えばスレの内容毎に歴代スレをまとめたフォルダを用意するでしょう。そのような方針でブックマークを整理すると、各フォルダには高々1つしか現存しているスレは無い……という状況が普通に考えられます。そんな状況に対応するため、更新チェックはフォルダ階層を再帰的に辿る仕様になっています。分類毎のフォルダを更新チェック対象をまとめたフォルダに入れておけば、そのフォルダを対象に更新チェックし、その「アクティブフォルダ」のスレ一覧の表示規則で「現存注目スレ」辺りを選んでおけば巡回するのも楽ちんだ……というような使い方を想定しています。
フォルダに板が含まれている場合、そのフォルダに対応する「アクティブフォルダ」には含まれていた板の全てのスレが現れます。巡回する板は多数あっても、それぞれの板で読むスレの数は限られている……というような場合、それらの板のブックマークをまとめたフォルダを作り、そのフォルダで更新チェックし、その「アクティブフォルダ」のスレ一覧の表示規則で「注目スレ」や「現存注目スレ」を選んでおけば楽ちんだ……というような使い方を想定した仕様です。
デフォルトの設定では、スレ表示内の新着レスの直前に「俺様用のしおり」ボタンが自動的に挿入されます。この場合、「既得部分と新着部分の区切り」以外の意味はありません。
レス番号部分の右クリックメニューで「俺様用のしおりを挿入」を選択するとそのレスの直後に「俺様用のしおり」が挿入されます。この時、同時にブックマークの「俺様用のしおり」フォルダに該当レスが自動的に登録されます。この方法によりユーザが手動で挿入した「俺様用のしおり」の存在するスレでは、「既得部分と新着部分の区切りのための俺様用のしおり」は現れません。
「俺様用のしおり」ボタンをクリックするとしおりはスレ末尾へと移動し、そのスレのレスは全て既読であると判断されるようになります。この時、ユーザが手動で挿入したしおりであった場合には、ブックマークの「俺様用のしおり」フォルダの該当エントリが自動的に削除されます。
キーボード操作特有の便利な機能もあります。
スレ一覧では「p/n」キーの入力で、直前/直後の「既読あり、かつ、未読ありのスレ(この条件はScheme手続きの定義により変更可能です)」にカーソルを移動します。
スペースキーの入力で、カーソル位置のスレが開かれていなければ開き、隠れたタブに開かれていればそれを表に出します。スペースキーの入力の時点で対象のスレが開かれ、かつ、表に出ている場合には対象のスレを末尾方向にスクロールさせます。スクロールさせようとした時点でスレ末尾に到達している場合には、スレ一覧でカーソルより下方に「既読あり、かつ、未読ありのスレ」が存在すれば、カーソルを移動し、そのスレを開きます。
バックスペースの入力は、スペースキーの場合に似ていますが、スクロールの向きが逆方向になります。
以上の挙動はEmacs上の各種メイラの操作に似せています。
これらに加え、以下のようなキーバインディングが設定されています。スレ一覧にキーボードフォーカスがある状態のままでスレを順に見ていくことができるように設定しています。
メニュー構成などの詳細は別ページで解説しています。
おちゅ〜しゃはユーザの好みに合わせて各種の振る舞いをカスタマイズすることもできます。
おちゅ〜しゃは正規表現ライブラリとして鬼車を用いています。
$Date: 2008/12/23 18:03:55 $